In Memory of Haru no Taki

In Memory of Haru no Taki

Hiromi Nakashima

$52.36

Now Available

Publisher

Sokyusha

Information

Hardcover
114 pages
230 x 252 mm
Japanese, English
Feb 2026

この愛が確かに存在した尊さを感じる一冊。生命そのものの尊さへつながっている。

「2011年の春、夫の太は、家族や友達、主治医の先生、そして、小さな黒犬のミミーが見守るなか旅立っていきました。
(中略)
一番大切な人と、ある日を境にもう二度と会えなくなるということは、想像を絶することでした。
(中略)
『どうやったら、今までみたいに話せるだろう』、『どうやったら、いつも繋がることができるのだろう』、そればかり考え続けていました。写真をほとんど撮れなくなり、心は今にいられずに、過去へ過去へと飛んでいくばかりでした。

ずいぶん時間が経ったある日、山に向かうようになりました。(…) 誰もいない山道で、頬にあたる風を感じながら、ふかくふかく深呼吸をし、そっと耳をすますと、私の吐息はこの森の空気にとけていくようです。そのうち、この森じゅうの木々、葉っぱ一枚一枚、すべての鳥たちと、見えない糸でつながっているような気さえしてきます。きっと、潮の満ち引きも、星や月の運行も、自分の無縁のところで起きているのではなく、出会う人も、起きることも、旅立った太やミミーさえも、いつもすべてが、本当はつながっているのでしょう。

想いはニセコの山々、そして、春の滝に。」

― 中島博美(本書あとがきより)

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Sokyusha

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Hardcover
114 pages
230 x 252 mm
Japanese, English
Feb 2026